雪が降ったり晴れたりなかなか気候が安定しませんが、積もった雪がすぐにとけるのは春がそこまで来ている証拠!冬鳥もみかける姿が少なくなってきたように感じます。
さて、今回は留鳥のエナガを紹介します。留鳥とは、渡りをしない鳥のことで1年中姿を見ることができます。
エナガはスズメ目エナガ科に属する総称です。
尾が長く14cm程度の小さい鳥です。体は白く、後部はブドウ色。目からうなじ、上背、肩、翼、尾は黒色です。
日本では九州以北のいずれの地方にもいます。小枝に逆さにぶら下がって、昆虫、果実などを食べます。冬は10羽前後の群れをつくり集団で行動します。
巣のつくり方がユニークで、コケをクモの卵のう、ガの繭などの虫の糸で織り込んで袋状の巣をつくります。本物をみてみたいものです。
パトロール中の日野町、日野川沿いで見かけたものを写真にパチリ!好奇心が強いのか、怖いもの知らずなのか…。人が近くにいても逃げようとしません。葉が茂る季節になると、こうやって姿を見かける機会が減ってくるんだろうなぁ。観察するなら今のうちかもしれませんね。
日野振興センター 2011/03/18