たたらの楽校(日野町)
中国山地沿いの奥日野地方は、奥出雲と並んで昔から「たたら」と呼ばれる製鉄が盛んでした。
江戸時代には、中国山地沿いの山々では豊富な山林と真砂鉄と呼ばれる純度の高い砂鉄が取れたことから、日本全土の鉄生産量の80%以上が生産されたといわれます。
そして、日野町根雨には日野郡のたたら製鉄を代表する鉄山師 近藤家があり、たたら関係の帳簿など貴重な文書がたくさん残っています。
今回の公文書館巡回講座では、そんな近藤家文書や日野郡のたたらについて詳しく知ることができます。
2日間にわたって、4人の講師がさまざまな角度から「日野郡のたたら」についてのお話があります。
知っているようで知らない日野郡のたたらの歴史にふれる良い機会です。
ぜひご参加ください。入場は無料ですが、事前に申し込みが必要です。
●日時
平成23年9月10日(土)午後1時30分~3時30分
平成23年9月11日(日)午前10時~正午
●場所
日野町山村開発センター(大集会室)
●内容
〈9月10日(土)〉
・午後1時30分~2時30分
鳥取県全域から見た日野郡のたたら 県立公文書館職員 伊藤 康
・午後2時30分~3時30分
近藤家文書の特徴―全体像と資料の価値― 県立公文書館職員 山内 美緒
〈9月11日(日)〉
・午前10時~11時20分
大地の恵みを活用する人間の営み―日野地方のたたらを素材として―
元山形大学教授 葛西 大和
・午前11時20分~正午
谷中山のたたら遺構と操業体験 山上まちづくり協議会員 池本 栄
※お問い合わせはコチラ→ 鳥取県公文書館HP
日野振興局 2011/09/07