窓を開けるとキンモクセイの薫り…。季節の訪れを薫りで感じることができるって素敵です。
さて、今回は先日保護されたミサゴの紹介をします。
9月中旬に日野町役場さんからタカがケガをしていると連絡をいただきました。魚の養殖池の鳥よけネットにタカがからまっていて、つかまえて放すけど動かないとのこと。現場に行くと、すでにカラスが来ていてミサゴを狙っていました。
ミサゴは海岸や大きな湖、河川で魚を捕らえるタカで、細長い翼に短い尾をしており、頭からお腹、尾にかけて白色をしています。
一般的に大きさはトンビより小さめと言われていますが、間近で見たミサゴは迫力があり、とても立派で美しい身体をしていました。
ミサゴは衰弱していて、威嚇する元気もなかったのかおとなしくしくされるがまま…。翼を広げてみると、片羽の様子がおかしいようです。指定の動物病院で診てもらうと骨折しているとのことでした。
入院して2週間後、中海に放鳥されたとの連絡が西部総合事務所からありました。
日野川沿いの道を車で走っているとミサゴをよく見かけます。そのたびに、中海に放鳥されたミサゴは元気でやっているかしら?と思いを寄せています。
日野振興センター 2011/09/28