江府町宮市(みやいち)で塀の修理や庭木の剪定など、“困りごと何でも引き受けます”と集落の元気づくりに貢献しているボランティア団体「トンカチ屋さん」が、設立10周年記念事業として落語会を催しました。
題して「笑って健康元気寄席」。
高座に迎えたのは関西落語界の俊英、露の新治(つゆのしんじ)さん。
宮市には以前、「露の新冶を育てる会」というグループがあったくらい、縁の深い落語家さんです。奈良県からはるばる駆けつけていただきました。
何でも知ったかぶりをして威張りまくる男を、小気味よくからかう「ちりとてちん」で大笑いさせた後は、浮気女房とお人好しの旦那を笑い飛ばす「紙入れ」。女房の表情や仕草にも、満場からくすくす笑いがもれてきます。
そして最後は、圧巻、人情噺の「中村仲蔵(なかむらなかぞう)」。
歌舞伎を題材にとった夫婦愛の物語で、笑いながら涙ぐんで聴いているご婦人方もいらっしゃいました。
・・・というふうに、会場の宮市構造改善センターは平和な笑い声に満ちたまま、夜は更けてゆくのでした。
★当日、お客様全員にトンカチ屋10周年記念品の手作りコースターが配られました。
おさかなの形でかわいいですね。
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参考2011年8月12日アップ「トンカチ屋さんが建てちゃいました!(宮市上バス待合所)」
(by 県民局 商工観光課 梅林)
日野振興局 2012/07/05