日野振興センターの玄関に、今年もツバメがやってきました。現在、卵をあたためている様子。ヒナに会えるのが楽しみです。
さて、今回はハンノキ林のPH測定を紹介します!
日南町神戸上(かどのかみ)にハンノキだらけの林があります。
中国・近畿地方を含めて、他に類を見ない規模の大きいハンノキ林ということで、平成13年から神戸上県自然環境保全地域として保護されています。
ハンノキ林内
ハンノキ(カバノキ科)は、山地の湿原を好む樹木。林内には、ジャヤナギやクサレダマなどの植物が生えていて、多様な湿地生態系を構成しています。
そんな貴重な場所ではあるのですが、ある問題が…。
昔、昔…、いらなくなって埋め立てられた石灰が、ジワジワと溶け出してハンノキ林に流れ込んでいるのです。
これまで対策を検討されてきたようですが、これといった解決方法が見つからず…。
今も大きな変化がないか、定期的にPH測定を行っています。
埋め立て地から流れこむ石灰で一部茶色になっています。
PH7がだいたい中性値。ここでは平均PH値が12と強アル
カリです。
ハンノキ林内に流れる小川を測定してみました。ここで
は、PH7の中性でした。
これからの季節、マムシ君に気をつけながら、今後も様子を見守り続けます。
日野振興センター 2013/05/23