梅雨入りしました。今年は雪が少なかったので、山沿いでは水がなく、田植えがなかなかできない…。そんな話しを聞くと、天からの恵みは本当にありがたいと思います。
ついついこの季節、愚痴っぽくなりがちですけど…。
さて、今回はオオキンケイギクを紹介します!
今年もオオキンケイギクの季節がやってきました~。あちこちで、きれいに花を咲かせています。
オオキンケイギクは、人が園芸や緑化を目的に北アメリカから持ち込んだ植物です。
生命力の強いことが災いし、現在では在来種に影響を及ぼす恐れが出てきたということで、特定外来生物に指定。法律で取り扱いが規制されています。
河川敷に広まりつつあるオオキンケイギク。毎年パトロールしてオオ
キンケイギクの繁殖状況を確認しているのですが、完全に見落として
いたようです。(ガーーン)
日野郡では、各町と協力しながら啓発活動と防除作業を行っています。
オオキンケイギクかどうかわからない、と言ったお問い合わせがあるので、花での判断が難しいようでしたら、他のポイントも見てみてください。
オオキンケイギクの茎生葉は、同じところから生えています。(対生)
根元部分はこんな感じです。
オオキンケイギクを発見したら、以下の方法で処理しましょう。
■根から引き抜く。難しいようなら、種がつく前に刈り取る。
↓
■その場に拡げないように、2~3日天日などにさらすなどして枯らす。(生きている状況だと、動かしたらダメなので…)
↓
■ビニール袋などに密閉して燃えるゴミとして処分する。
オオキンケイギクはじめ、特定外来生物は防除の対象ではありますが、悪者ではありません。与えられた環境の中で一生懸命生きているだけです。
人の行動が生態系のバランスを乱してしまいました。
オオキンケイギクの防除は、人も生態系の一部であることを考えさせてくれる機会を与えてくれています。
日野振興センター 2013/05/31