雨が降りません…。
一番必要な時期に水不足なので、米づくりに影響がでそう、と農家さんが心配されていました。
人ができることは、節水と祈ることでしょうか。
祈りをこめて、てるてる坊主を逆さにしています。塩水を飲ませる
とより効果があるのだとか。
さて、今回は縁起のいい鳥、ツバメを紹介します!
日野振興センターの玄関に巣をかけたツバメ。ホワホワの雛だった
のが、1週間でこんなに立派になりました。元気に親鳥に餌をねだ
っています。
ツバメは昔から縁起のよい鳥であると言われています。その根拠は?ちゃんとあるみたいです。
◎その1
ツバメは、農作物を生育する3月中旬ごろから東南アジア方面より日本に渡って来る夏鳥。害虫を沢山食べてくれることから、人にとって益鳥とされている。
◎その2
「ツバメが巣をかける家は縁起がよい、幸せになれる」と、昔からの言い伝え は、外敵から身を守るために、ツバメが人のそばで巣を作ることにある。
巣作りは、適当に人の出入りがあり、湿気の少ない爽やかな環境で、巣を壊さないやさしい人がいる場所を選ぶ。
それは、人にとっても幸せに繋がる環境や要素であり、実際に幸運な出来事が訪れる出来事も多かったことから、そのように言われるようになった、とのこと。
ちなみに、全国各地はいろんな言い伝えがあるようです。
ツバメが巣をかける家は、病人が出ない。
ツバメが巣をかける家は、火事にならない。
ツバメが家の中や座敷に巣をかけると最高にめでたい。
ツバメは衰える家には巣をつくらない。
ツバメは田の神様を負うてくる。 などなど…。
人とツバメ。仲良く共生してきましたが、現在ツバメの数が減少しているようです。
農作地の衰退、西洋家屋の増加などが上げられますが、身近なところでは、ヒナが出す糞を嫌がって、巣を壊してしまう方がおられるみたいです。(ガーン)
ツバメのヒナは、産まれて20~24日ぐらいで飛べるようになり、巣から離れます。離れると、近くにいても戻ることはありません。(糞を落とすのは、2週間程度です。)
親鳥は、条件が整えば年2回子育てを行います。
せっかくツバメに縁起がよくなるお墨付きをいただいているのです。
よほどのことがないかぎり、優しい気持ちでツバメの繁殖を応援していただけたらと思います。
日野振興センター 2013/06/12