春のカタクリが咲く時期に登山者の多い毛無山。
真夏の毛無山はどんな顔をしているのか?
あまり知られていないその様子をリポートしたいと思います。
8月某日、毛無山を登ったこの日は、奇しくも米子市で今夏最高気温を記録した猛暑の日でした。
こんな日に登山なんて無謀なんじゃ…。
と恐る恐る第一歩を踏み出したのです。
しかし、さすがは山!
高地であることに加え、ブナの木などに覆われた登山道は直射日光が届かず、とても涼しい!!
風なんて吹いてくれれば、まさに天然のクーラーなのです。
4合目付近からは、視界が開けて大山や蒜山など近隣の山々を望みながら登ることができます。
が、残念ながらこの日は霞がかかっていて鮮明に見えず。
加えて直射日光にさらされ、さすがに暑いです…。
この辺りは、笹が背丈くらいに元気に茂っており、どこが登山道か分からないくらいです。
負けずに笹をかき分けて進んでいきます。
6合目付近には、力岩(写真左)と蔵之助岩(写真右)と言われる巨岩が出現します。
こんなところにポツリと存在する巨岩。不思議です。
7合目を過ぎると、毛無山頂上と白馬山へのルート分岐点があります。
毛無山頂上へ行くだけでは物足りない上級者は、左折して白馬山や朝鍋鷲ヶ山まで縦走してみてもよいかもしれません。
そしてこの辺りは、カタクリ広場です。
カタクリの群生地であり、春は可愛らしい花が咲きますが夏はこのような感じです。
カタクリらしきものは見あたりません。
ですが、カタクリは確かにそこにいますので、決して柵の中に入ってはいけないのです。
約2時間で頂上へ到着しました。
毛無山の頂上は、景色を遮るものがないため360度に広がる大パノラマが楽しめます。
大山、蒜山などの中国山地の山並みや日本海まで望めます。
が、やっぱりこの日は霞がかかっており、残念ながら絶景を望むことはできませんでした…。
次こそは、この絶景を見るぞ!とリベンジを誓い下山したのでした。
毛無山は、標高1,218mで、距離も片道2.3kmと比較的チャレンジしやすく、登山入門者にもオススメの山です。
ただし、山は危険と隣り合わせですので、しっかり体調を整え事前準備をした上で登りましょう。
<予告>
日野振興センターで年4回発行している『日野振興センターだより』9月
号(9月下旬発行予定)にて、毛無山の特集記事を紹介する予定です。
是非、そちらもご覧ください♪
◆毛無山データ
標高 1,218m
所要時間 登り2時間、下り1時間15分
歩行距離 片道2.3km
◆アクセス
日野振興局 2013/09/02