沿岸もの市場日記

2013年11月22日

2013年11月15日 賀露&サワラ活〆勉強会とその成果

11月15日の賀露地方卸売市場は、浦富の小型定置網が出荷していたこともあり、バラエティに富んだ魚が並んでいました。

浦富の定置網の大半はサゴシ(サワラの若魚)で、その他、スズキ、ハマチ、マアジ、アオリイカ等が入網していました。
珍しいところでは、南方系の魚「ツムブリ」、遡上前のシロザケが揚がっていました。
ツムブリ シロザケ
サゴシ(サワラの若魚) スズキ

賀露~泊の水揚げの主は、ソデイカ(赤いか)で、その他、刺網でハマチ、釣でサワラ、ヒラメ、小型底びき網でヒラメ、クロウシノシタ、スズキ等が揚がっていました。
ソデイカ(赤いか)
変わったところでは、活魚でクエ、コショウダイ、ヒゲソリダイ、メジナが出荷されていました。
クエ コショウダイ
ヒゲソリダイ メジナ

【トピックス】サワラの活〆勉強会
10月8日に赤碕町漁協、11月15日に鳥取県漁協淀江支所でサワラの活〆について、説明及び実演を行いました。
赤碕では昨年から活〆したサワラのブランド化に取り組んでいますが、その〆方が個人によりバラバラだったことを受け、今年11月からのブランドサワラを出荷前に、勉強会が開かれました。
また、淀江でも若手を中心にサワラのブランド化を検討しており、支所としても単価向上を目指す取組として、活〆を勉強したいということで、勉強会が開かれました。なお、淀江では併せて航行の安全確保のための講習(当所おしどり船長が講師)も行われました。

サワラ活〆勉強会のスライド(即殺)
サワラ活〆勉強会のスライド(脱血)

この勉強会の結果、赤碕では、勉強会で得た手法等を元に、細かな手順を掲載したマニュアルを作成し、ブランド化に取り組む者に配布し、周知徹底を図っています。
また、淀江では、勉強会以前は活〆を行っていた者は5,6名だったものが、勉強会後は、出荷されるサワラの半数が活〆されており、両地区とも早々に勉強会の効果が出ています。

活〆されているサワラ(仕立て作業の途中)

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