防災・危機管理情報


2014年05月30日

2014年5月30日 マアジ標識放流(御来屋)

マアジは、定置網、刺網の重要魚種でありながら、
・これまで沿岸に加入した(瀬付と呼ばれる)マアジの移動生態が分かっていない
・4ヶ統と2年前から倍増している定置に有益な情報を提供したい(定置網振興)
との考えで、今年度からマアジの標識放流をすることしており、今回が1回目です。
標識放流作業で余裕がなく、標識作業の画像はありませんが、予定の100尾(尾叉長の平均が29.3cm、最小21cm-最大43cm)にダートタグを装着し、放流できました。

以下、定置網の操業の流れを画像で見てください。

朝4時30分に集合。準備後、御来屋漁港を出港。
途中、サザエ網を操業している漁船とすれ違いながら定置網へ。
出港 サザエ網を操業している漁船
朝日が昇るとともに見えてきた定置網。
揚網開始です。
定置網 定置網
御来屋の定置網は環締め方式で、ロープを締めながら網を絞っていきます。
最後はキャッチと人力で網を狭め、いよいよ水揚げ。

環締め:ロープで網を絞っている様子 網起こし
本日は、マアジ主体で、サワラ(ほとんどがサゴシ)、ヒラマサ、ヒラメ、マダイ、ゴマサバ等が入網。
タモ入れ 水揚げ
エンジンの動力を使いながらタモ網で船艙に漁獲物を入れていきます。
水揚げは動力を使用 水揚げ
魚艙に入れた魚に砕氷をかけた後に、海水を入れ、海水氷で保管します。
魚艙へ 魚艙での保管
選別作業、魚箱への仕立て作業はお手伝いしていたため画像はなし。
漁獲されたマアジの中には、尾叉長47cmとなかなかお目にかかれない巨大マアジがいました。
やはり御来屋の海、大山の力はすごいと感じました。
尾叉長47cmの特大マアジ

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