夏に夏らしい日がなく、ここ最近天気のよい日が続いたせいか、待ってました!と言わんばかりに虫が大発生している気がします。気のせいでしょうか…。
さて今回は、オオカマキリと不思議生物を紹介します!
先日、セアカコケグモのパトロールをしていた際、カマキリと出会いました。
日本にはカマキリ科とヒメカマキリ科に属する2科9種が存在していて、全世界には2,000種前後いるとのこと。(研究者によって言っていることが違うようです)
出会ったカマキリが何カマキリなのか調べみたところ、どうやらオオカマキリかチョウセンカマキリのどちらかのようです。
見分け方のポイントは、前足付け根の色。朱色またはオレンジ色をしていたらチョウセンカマキリ、黄色ならばオオカマキリなんだとか。
大きさを比較しても、オオカマキリは大がついているだけあって断然でかい…。
なので、出会ったカマキリはオオカマキリと判定~!
ところで、みなさん「ハリガネムシ」って知ってますか?
ハリガネムシは水辺で孵化し、まずはボウフラやヤゴに食べられることで体内に寄生します。その後、食物連鎖のピラミッドを登り詰め、最終的にはカマキリのような陸地の肉食系昆虫までたどりつきます。
昆虫が食べた餌を餌にすくすくと育つハリガネムシ。大きくなったハリガネムシは、外に出て繁殖しなければなりません。
でも産卵場所は水辺…。どうするか?
カマキリを水辺まで誘導するんだそうです!恐るべし…。そして、どうしてそんなことができるのか不思議です。
カマキリを捕まえておしりを水につけると、ニョロ~とハリガネムシが出てくることがあるようですよ。(キャーー!)
興味のある方は、ぜひお試しあれ!
日野振興センター 2014/09/30