防災・危機管理情報


令和6年度 秋の農作業安全運動

1 趣旨 
 秋の農繁期は、コンバインやトラクターなどの農業機械を使った作業を行う機会が増え、農作業事故が多くなる時期です。また、残暑で気温の高い日もあることから、熱中症の発生にも注意が必要です。
 昨年度は、農作業による事故が3件発生し、その内2件が死亡事故でした。今年度は、8

月末時点で8件の農作業事故が発生しています。
 こうしたことから、秋の農繁期を迎えるに当たり、事故防止のための一層の注意喚起と安全意識の啓発が重要となります。
 ついては、本年度も「秋の農作業安全運動」を実施することとし、本協議会会員が一体的な取り組みを行うとともに、集落や家庭など身近な場面での活動の促進を図ることにより、農作業事故防止を一層進めていきます。

2 運動期間
 令和6年9月1日~10月31日(2か月間)

3 秋の重点注意事項
 「気をつける」だけでなく農作業事故を起こさない「改善」に取組もう!

4 その他関連注意事項
 『農機具の保管管理をしっかりと行いましょう!』

5 運動内容
(1)ポスターの掲示
(2)自動車へのマグネットシートの貼付による安全啓発・注意喚起
(3)関係機関に安全啓発の「のぼり」を設置
(4)チラシによる熱中症及び農機具盗難に対する注意喚起
(5)県・市町村・JA等の広報誌や各種会議等での呼び掛けによる啓発活動

動画で農作業安全!!


動画で農作業安全を紹介します。

【動画】危ない!耕うん機はぼちぼち運転で(外部ページに移動します)
http://www.youtube.com/watch?v=EFF_8wzhWTU

【動画】農作業安全のために~心に刻もう!使い慣れた農機具に潜む危険(外部ページに移動します)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg8565.html
  

危ない!耕うん機はぼちぼち運転で

春の農作業安全運動月間(4月1日~5月31日)鳥取県内では、農業機械による死亡事故が年々増えています。特に高齢者の耕うん機での死亡事故が一番多く、全体の約4割を占めています。耕うん機などの農業機械は、突発的な動きをしやすいものです。後方の安全確認やゆっくりとした作業操作などを心がけましょう!

農作業中の熱中症に注意しましょう!

鳥取県(健康政策課)では5月~9月を「熱中症注意月間」とし、期間中は県民のみなさまに重点的に熱中症の予防啓発を行います。

  • 月間中の主な取り組みとしての3つの取組みを行うこととしています。

  • 熱中症警戒週間:鳥取地方気象台の週間予報において、向こう1週間の予想最高気温30℃以上の日が5日以上予測された場合に発表する。
  • 熱中症特別警報: 鳥取地方気象台が高温注意情報(予想最高気温35℃以上)を発表した場合、県内全域に発令します。
  • 熱中症警報: 鳥取地方気象台が予想最高気温が30℃以上を発表した場合、県内全域に発令します。

 

  • 気象庁から出される「熱中症アラート」にも注意し、気温の高い日の作業には十分注意しましょう。 

農作業時の予防方法

 ◎ 高温時の作業を避けましょう

  • できるだけ気温の高い時間帯を避けて作業しましょう。 高温下の作業時間をなるべく少なくするような作業の進め方を計画しておきましょう。
  • 特に気温が高くなりやすいハウス内は、作業中はできるだけ換気に努めるなど、注意しましょう。

 ◎こまめに休憩し、水分を補給しましょう

  • 農作業には必ず水、氷(保冷剤)や濡れタオルなどを持参しましょう。

  • 涼しい日陰等で休憩し、20分ごとに コップ1~2杯の水分と適宜塩分も補給しましょう。

◎涼しい服装で、適宜マスクを外しましょう

  • 農作業の際は帽子を着用し、汗を吸いやすく乾きやすい素材の衣服を着用しましょう。

  • 屋外やハウスで、人と十分な距離(2m以上確保できるときはマスク外しましょう。通気性の良い素材の長袖シャツと長ズボンを着用し、つばの広い帽子などを被りましょう。

◎ 作業は2人以上で行いましょう

  • 1人での作業はできるだけ避けましょう

  • 1人で作業する場合は、必ず、家族などに作業場所と帰宅予定時刻を伝えましょう。

◎ 日頃から健康管理を行いましょう

  • 「おしっこカラーチャート」で自身のカラダの脱水状態を確認して、水分補給を行います。

  • 睡眠不足、体調不良、前日などの飲酒、朝食の未摂取、発熱、下痢などによる脱水などは、熱中症の発症に影響を与えるおそれがあります。

    ビニールハウス  水分補給
     

からだに異常を感じたら

  • 農作業中に、めまい、頭痛、吐き気などを感じたら、直ちに作業を中止し、涼しい場所で体を冷やしましょう。
  •  症状が改善しない場合は遠慮無く救急車を呼び、医療機関で受診しましょう。

救急車

 

 ちらし「農作業中の熱中症を防ごう!」(pdf:1070KB)

日ごろの心がけ

  • 日頃の健康管理を心がけ、体調がすぐれない状態での高温時作業を控えましょう。

参考

熱中症を防ぎましょう
(鳥取県福祉保健部健康政策課ホームページに移動します)
ちらし「農作業中の熱中症に注意しましょう!」
(農林水産省のホームページに移動します)
熱中症ポータルサイト
(気象庁ホームページに移動します)

農作業中のダニ刺咬に注意!

ダニがウイルスを媒介する新しい感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が国内で初めて報告されました。
この疾患は中国では2009年以降症例が報告されており、発生地域ではフタトゲチマダニ等のマダニがウイルスを保有していることが確認されていました。

県内での報告例はありませんが、屋外での農作業をするときはダニに咬まれないよう、次のことに気をつけて行動するようにしましょう。

  • 長袖、長ズボン、手袋などを着用し肌の露出をしないようにしましょう。
  • 地面には直接寝転んだり、座ったりせず、敷物を敷きましょう。
  • 農作業をした後は、すぐに体を洗い、咬まれた痕がないか確認し、着替えましょう。  

 

ダニが媒介する新しい感染症にご注意ください 
(福祉保健部健康政策課ホームページへ移動します)

  

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