- 鳥取県では、中長期的な県政の進むべき方向について、財政的前提や克服すべき課題なども付記した「持続可能な近未来ビジョン」である「将来ビジョン」を県民の皆様とともに策定することとしています。
- 本年5月に作成した「鳥取県の将来ビジョン骨子(案)」について、県民の皆様から直接ご意見をうかがうため、「将来ビジョンを共に考えるタウンミーティング」を鳥取県西部地区で開催しました。
■開催日時
平成20年9月6日(土) 午後1時30分~4時20分
■開催場所
鳥取県西部総合事務所 講堂
■参加者数
30名
■県側の出席者
知事、企画部長、総務部長、西部総合事務所長、日野総合事務所長、他関係部局長 等
西部地区タウンミーティングでいただいた主なご意見は次のとおりです。
分野 |
主なご意見 |
総論的事項 |
- 将来ビジョン策定後、どのように県民に浸透させていくか。冊子にして配布してほしい。
- 「経済的な活力」だけでなく、鳥取県の特徴を活かした、住民の「心の活力」が重要。
- 「将来ビジョンを実現するための手法」として県がどういうことを行っていくのかが重要なポイント。現在の内容は、行政内部の取組みの記載が多い。
- 「ひらく」~「支え合う」の5分野の前提として「育む」の分野=「人材育成」を考えるべき。「人材育成」部分は、将来ビジョンを実現するための手法・手段として捉えるべき。
- 県、市町村、企業、県民等に何を求めるのか、役割について記載が必要。
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【ひらく】 地域で・県外で・ 国外で新時代に向かって扉をひらく |
- 知的財産権に関連し、著作権等に着目したコンテンツ産業の分野に力を入れてはどうか。
- 育種権に関し、県内全域で魅力的な新しい農作物の創出に取り組んではどうか。
- 高校生等の若い世代に対する起業教育が必要。
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【つながる】 様々な活動・力を つなげ、結集して、持続可能で、魅力 あふれる地域を創る
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- 中山間地域で一点集中型のモデル事業を実施し、成功事例を作っていくことが大切。
- 「にぎわいまちづくり」のうち、コンパクトなまちづくりで商業、医療等の機能をまちなかへ集約・誘導すると、中山間地域はますます不便になり、壊れてしまう。
- 中山間地域における情報通信基盤整備の充実が必要。
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【守る】 鳥取県の豊かな恵み・生活を守り、次代へつなぐ |
- 最近のガソリン高騰等に関し、環境面からも、移動手段としての鉄道の重要性が増してくるのでは。
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【楽しむ】 いきいきと楽しみながら充実した生活を送る |
- 文化の振興には、若者の活力が必要。
- 芸術・文化のようなクリエイティブな活動に対して、若者が活動できるようなサポートがほしい。
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【支え合う】 お互いを認め、尊重して、支え合う |
- 手話のような「言語」について、その違いを認め合う社会とするような記載が必要。
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【育む】 次代に向けて、鳥取県を支える「ひと」を育む |
- 「地域で子育て」について、地域で何ができるのか疑問。大切なのは親、特に母親の愛情ではないか。
- 子育てについては、様々な世代で様々な悩みがある。メンタルな部分についての記載が必要。
- この分野の施策推進には、コーディネーターが必要。
- 「子育て」の対象として、高校生くらいの子どもに対する支援が十分ではない。
- 読書の推進についての記載が必要。
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【その他】 |
- 森林と川と海の循環型広域行政文化都市を目指すべき。太陽光発電等の新エネルギーを開発し、自前のエネルギーとして地域産業に活かすシステム化を図ってはどうか。
- 用語の使い方について曖昧な部分がある(NPOとNPO法人など)。カタカナ用語等も整理が必要。
- これからの行政が地域と一緒に活動していくためには、コーディネーターが大切。
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