東郷池夕景
出典:全国湖沼環境保全対策推進協議会編:「全国湖沼資料集-第21集-」(平成21年3月)
鳥取県と鳥取市は、湖山池の環境改善や水管理の方向性を示す将来ビジョンを市民の皆様の意見を伺いながら、共同で平成24年1月に策定しました。県と市では、このビジョンを市民の皆様と共有し、市民の皆様と一体となって、ビジョン達成に向けた様々な取り組みを進めていきます。 湖山池将来ビジョンについてはこちら(水環境保全課ホームページ)
中海は鳥取県と島根県にまたがる汽水湖で、全国第5位の面積を有する湖として大山隠岐国立公園と隣接して優れた景観を作り出しています。 また、レクリエーション等の憩いの場や観光資源、魚介類の生息や渡り鳥の飛来地として、両県民に様々な恩恵をもたらすかけがえのない資産となってきました。
しかし、中海も他の湖沼と同様に、周辺流域の社会経済活動の発展や生活様式の変化等に伴って水質汚濁が進行し、赤潮の発生や底層水の貧酸素等も起きています。 鳥取県及び島根県では、この水質を改善するために各種水質保全対策を進めてきましたが、水質は平成29年度のCOD(75%値):4.9mg/L(米子湾中央部)で、環境基準(類型A:COD3mg/L以下)が達成されない状況が続いています。
両県では、水質汚濁防止法に基づく水質規制対策を実施するとともに、昭和63年度には中海に対して湖沼水質保全特別措置法に基づく指定湖沼としての指定を受け、平成元年度には中海に係る湖沼水質保全計画(第1期)を、また平成26年度には第6期の計画を策定し、水質保全対策を総合的かつ計画的に推進しています。 一方、平成17年11月8日、中海はラムサール条約湿地へ登録されました。ラムサール条約とは、重要な湿地やそこに生息する動植物を協力して守るための条約です。 また、中海自然再生協議会が設立される等、地元の中海の自然再生に向けた気運が高まるとともに、活動が活発化しています。
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