光化学オキシダントは、工場や自動車から排出される窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOC)などの汚染物質が、太陽からの紫外線を受けて、光化学反応を起こすことにより発生する二次的な汚染物質です。
全国的に濃度が高く、毎年、一部の都道府県でオキシダント注意報が発令されています。
濃度が高いときは、次のような症状が出ることがあります。
- 目がチカチカする。目が痛い。
- のどが痛い。咳(せき)が出る。
- 頭が痛い。
当研究所では、県内2箇所(倉吉市・米子市)で、24時間連続測定をしています。(平成30年度から、鳥取市での測定業務は、県から市に移管されました。)
最新の測定結果は、
鳥取県の大気環境の状況でご覧になれます。
測定箇所 測定装置
鳥取県では、4月から6月にかけて濃度が高くなる傾向があるため、毎年4月21日から6月10日までの間は体制を強化して監視を行っています。
鳥取県では、令和元年5月に観測史上初めて光化学オキシダント注意報の発令基準濃度(0.12ppm)まで上昇し、注意報を発令しました。(R1.5月:米子0.121ppm) また、近年、基準に近い値が観測されています。
光化学オキシダント濃度が、発令基準(0.12ppm)以上となり、気象条件から見てその状況が継続すると認められる場合は、光化学オキシダント注意報等を発令することとしています。
注意報等を発令したときは、報道機関、市町村、
あんしんとりピーメール等を通じてお知らせします。詳細は、
環境環境立県推進課のページをご覧ください。