熱中症は、気温などの環境条件だけでなく、体調や暑さに対する慣れなどが影響して起こります。気温がそれほど高くない日でも、湿度が高い、風が弱い日や、身体が暑さに慣れていないときは注意が必要です。
熱中症の症状
(軽度)めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない
(中度)頭痛、吐き気、倦怠(けんたい)感、虚脱感
(重度)意識がない、けいれん、高体温、呼びかけに対して反応がおかしい、まっすぐ歩けない
高齢の人、小さなお子さんは特に注意が必要です!
≪高齢の人≫
温度に対する感覚が弱くなるために、暑さや体の水分不足を自覚しにくく、体の熱が放散しにくくなります。→のどが渇かなくても水分補給をしたり、上手に室内温度を調整すること等が大切です。
≪小さなお子さん≫
体温調整機能が十分発達していない上、身長が低い(地面が近い)ので、大人が感じる以上に暑い環境にいます。→顔色、汗のかき方など、お子さんの健康観察を十分行い、汗を蒸発しやすい服装選びに注意しましょう。
熱中症の予防法