1.概況
平成26年2月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は96.6で前月比5.8%の低下、出荷指数は80.9で前月比3.3%の低下、在庫指数は104.1で前月比3.3%の低下となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、窯業・土石製品工業などが低下し、金属製品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、輸送機械工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)、窯業・土石製品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが上昇した。
在庫は、木材・木製品工業、プラスチック製品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが低下し、鉄鋼業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが低下し、前月比18.3%の低下となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子などが上昇し、前月比7.4%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品などが上昇し、前月比2.1%の上昇となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比2.5%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は4か月ぶりに、在庫は2か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は8か月連続、出荷は3月連続で上昇し、在庫は3月連続で低下した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
96.6 |
-5.8% |
90.6 |
16.2% |
73.0 |
-18.3% |
64.7 |
4.9% |
56.4 |
7.4% |
52.4 |
17.2% |
114.3 |
2.1% |
93.9 |
-1.3% |
111.7 |
-2.5% |
108.3 |
3.0% |
80.9 |
-3.3% |
78.1 |
10.5% |
104.1 |
-3.3% |
104.2 |
7.3% |