ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳等の症状がでることをいいます。
感染症を防ぐには、「病原体を体内に進入させない」ことや「体内に進入しても病気を起こすまでに増殖させない」ことが主な対策です。
流水・石鹸による手洗いは手指など体についた病原体を除去するために有効な方法であり、感染症対策の基本です。病原体によっては、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。 (ノロウイルスなど病原体によっては、アルコール製剤による手指衛生によって十分な効果が得られないものもあります。)
感染症の主な感染経路として、咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染があります。飛沫を浴びないようにすれば感染症に感染する機会は大きく減少します。
飛沫感染防止の対策としては、
(1) 普段から皆が咳エチケットやくしゃみを他の人に向けて発しないこと
(2) 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること
(3) 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと等)
を守ることを心がけてください。
飛沫感染防止の対策ではマスクは重要ですが、感染者がマスクをする方が、感染を抑える効果は高いと言われています。
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
予防接種は、インフルエンザや結核といった感染症の、感染予防・発病防止・症状の軽減・病気のまん延防止などを目的として行います。
詳しくは
予防接種のページをご覧ください。
感染症にかかった場合は、次のことをこころがけましょう。
- 具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう
- その際は、事前に医療機関に電話するなどし症状等を伝え、医療機関の指示に従ってください
- 処方された薬は、最後まで飲みきる
- 家でゆっくり休み、外に出歩かない
- 早めに休養をとり、たっぷり睡眠をとる
- 栄養を十分にとり、水分補給も心がける