梨「新甘泉」は鳥取オリジナル品種で、現在、県内で普及中の期待の新品種です。「新甘泉」を栽培するには、人工授粉が必要ですが、開花期時期が同じ「秋甘泉」(自家結実性により人工授粉が不要)と 一緒に植えると「新甘泉」も人工授粉しなくても栽培できることが明らかになりました。
さらに、それぞれの品種を栽培管理が省力・簡易化される新しい栽培法「樹体ジョイント仕立て」で栽培し、網掛け無袋栽培を組み合わせることで、年間労働時間は「ゴールド二十世紀」の三分の一に削減されることが見込まれ、現在、実証試験を行っています。
(※注)樹体ジョイント仕立て
苗木を直線的に植え付け、接ぎ木で連結(ジョイント)し、直線状の集合樹として仕立てるもので、樹形の均一化、作業動線の直線化により、栽培管理が省力・簡易化される新しい整枝法(神奈川県農業技術センター考案)
補足資料⇒
赤ナシ新品種を組み合わせた省力栽培技術(PDF 1.7MB)
本成果について、平成27年8月21日(金)に報道公開を行いました。
写真 試験ほ場で成果を説明する杉嶋主任研究員
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