11月18日(金)、本場のふれあいセミナーを開催しました。本年は農研機構からお招きした講師による記念講演を皮切りに、講演会や展示による研究成果報告、新品種の試食、メーカーによる資材展示などを通して、多くの県民のみなさまに農業技術の最新情報に触れていただきました。
<記念講演>
「農研機構におけるナシ育種の現状と展望」
農研機構果樹茶業研究部門 品種育成研究領域 ナシ・クリ育種ユニット長
齋藤 寿広 氏
農研機構での育種の現状と今後の方向性、さらに次年度より開始される鳥取県でのナシ育種研究の準備状況について紹介していただきました。
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記念講演の様子
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<講演会>
「露地で作る秋出しシンテッポウユリ」
花き研究室 主任研究員 池田規子
9月の彼岸需要に合わせて安定出荷できる新しい作型を紹介しました。
「スイカの省力栽培の取り組み」
野菜研究室 主任研究員 白岩裕隆
ハウスでの1条植え栽培法の検証結果、トンネルでの無つる引き栽培法の開発状況について報告しました。
「ナシ、カキの重要害虫とその対策」
環境研究室 主任研究員 中田健
生育期防除の成功につながる、害虫の密度低下を狙った休眠期の対策についてご紹介しました。 |
満員の講演会場
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<研究成果の展示>
パネルや実物を展示し、各研究室の取組を紹介しました。
熱心にパネルを眺める来場者
<ほ場案内>
実際に試験を行っているほ場をご案内し、取組の状況を肌で感じていただきました。
<新品種の試食>
試験場で育成した新品種をはじめ、話題の品種の食べくらべができるコーナーは今年も大盛況でした。