3月18日(金)にアクロス福岡において開催された第67回日本木材学会大会において、木材利用研究室の川上敬介主任研究員が「日本木材学会地域学術振興賞」を受賞しました。
【功績の題目】
「木質材料の生産加工・品質安定化技術の開発による学術振興と中国地域の木材産業活性化への貢献」
鳥取県内の企業が生産する合板やCLT(直交集成板)、LVL(単板積層材)における加工技術や品質向上のための試験研究、技術開発に尽力し、県内企業の技術力向上や県産材の活用に多くの成果を挙げてきたことが高く評価されました。
林業試験場では今回の受賞を励みに、県産材を活用した新たな木質材料の研究・開発と技術支援にこれまで以上に取り組んで参ります。
川上主任研究員 企業関係者と製品試験をする川上主任研究員(右)
また、林業試験場では本年度、燃焼性を確かめる燃焼試験機や、強度などを測定する実大試験機など新型の試験機器を導入し、CLT、LVLなど品質の確かな県産材の製品作りのためのオープンラボ機能を強化し、実用技術の協働開発拠点化を目指します。