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子供の靴の選び方(その1、その2)

理学療法士とは
理学療法士を一言で言うならば動作の専門家です。
寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の運動発達を促します。
 また日常生活の場面において必要な姿勢(遊びやすい、食事中、リラックスできる姿勢など)の調整や移動方法の提案、補装具(車椅子、座位保持椅子など)の選定、調整を行います。

○子どもの靴の選び方

 歩く練習をしているときなどに子どもの靴について「どんな靴を履いたらよいですか?」との問われることがあります。そこで子どもの靴の選び方について4回シリーズでまとめました。参考して頂ければ幸いです。

(その1)踵(かかと)がしっかりしていること

 踵の骨(踵骨)といいますが、足が柔らかいため、幼児の足は一見すると踵が外に向く(外反足)ようにみえます。(写真1・2)また、外反足のお子様もいらっしゃいます。(写真3)踵が外側又は内側に傾くと足首がぶれ不安定な歩行の原因になります。よって靴は踵の作りのしっかりしたものを選びましょう。靴の中には押さえると踵がつぶれる靴もあります。(写真4)必ず靴の踵がしっかりした物を選びましょう。(写真5)

 写真1   写真2 写真3
     (写真1)     (写真2)        (写真3) 

 写真4       写真5     
             (写真4)             (写真5)

(その2)前から3分の1で曲がること

 足は、前足部 中足部 後足部 に分かれますが、一番よく動くのは前足部です。よって靴も当然前足部が曲がる靴(前1月3日)を選ぶべきです。(写真6)最近の靴では、裏をみると前1月3日で曲がりやすく作成している物もあります。(写真7)しかし中には靴の前1月3日が曲がらず真ん中から曲がってしまう靴もあります。(写真8)このような靴を選ぶと足の曲がる支点と靴が曲がる支点が異なるために足に負担がかかります。靴がどこで曲がるか確認しましょう。また最近の靴では厚底になっているものもあります。(写真9)靴底が厚いと靴が曲がらず、ペタペタとした歩き方になります。

写真6 写真7 写真8
   (写真6)       (写真7)       (写真8)
写真9
   (写真9)

  

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