10月19日(木)、日南試験地(日南町阿毘縁)にて、ふれあいセミナーを開催しました。悪天候のなかでも例年と変わらずたくさんの方にご来場いただき、活気あふれるセミナーとなりました。
~成果報告~
試験成果について、講演により御報告しました。
1.トマトの主要病害の生態と防除対策について
環境研究室 主任研究員 田中陽子
葉かび病及びすすかび病に対しては、発病前~発生初期のTPN剤やマンゼブ剤の効果が高く、定植前のケミクロンG等による資材消毒効果も高いこと、土壌伝染性の病害である青枯病については、抵抗性台木 'TTM-127'の発病抑制効果が高いこと等を試験データを示しながら紹介しました。
2.中山間地におけるトルコギキョウの9~10月収穫作型について
日南試験地 研究員 吉田伊織
トルコギキョウ秋出し栽培の普及を図るため、品種比較および電照処理の検討を行なったところ、有望品種の特性が確認できたこと、EOD-FR光照射では草丈伸長効果が得られる反面、品質低下も認められたため、本作型では無電照栽培の方が適していることを紹介しました。 |
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~ほ場案内~
夏秋トマト、(薪ストーブ加温ハウス含む)、トルコギキョウ、ニラ、ピーマン、アスパラガスの各試験ほ場において、試験のねらい、生育状況等を説明し、多くの方からたくさんの質疑を受けました。
~試食コーナー~
鳥取県オリジナル品種「輝太郎」を始めとするカキやナシの試食販売は大盛況でした。そのほかサツマイモの食べ比べなども行いました。