因幡万葉歴史ウォーキングを開催しました

 平成30年11月3日に因幡万葉歴史ウォーキングを開催し、38名の方にご参加いただきました。
 当日は秋晴れの絶好のイベント日和で、ウォーキングは因幡国(鳥取県東部)の政治の中心地だった因幡国府の痕跡などを、職員が説明しながらめぐりました。
 今回の目玉である「弁天島」と呼ばれる岩については、1000年前の庭園に立てられたものであると説明すると、参加者の方々も驚かれていました。
 その後も因幡国分寺の塔に使われた礎石や、万葉集の撰者といわれ因幡国司だった大伴家持の歌碑など、因幡国府にまつわる場所をめぐる約6.5kmのコースを歩き、参加者全員が無事にゴールまでたどり着くことができました。
 また、今回のイベントに合わせて、因幡国府の発掘調査で見つかった遺物などを展示した「秋冬の企画展」を参加者にご覧いただき、大変好評でした。(なお、この展示は年末までご覧いただくことができます。)
 埋蔵文化財センターでは、今後も皆様に楽しみながら文化財のことを知っていただくイベントを企画してきますので、ご期待ください。

イベント当日のようす

国府の庭園に置かれた石である弁天島

国府の庭園に置かれた石「弁天島」
*所有者の了解のもと「弁天島」に立ち入らせていただいています。

因幡国庁跡を見学するようす
因幡国の政治の中心地「因幡国庁跡」

ウォーキングのようす
6町(約650m)四方にも及ぶ国府跡周辺をウォーク

国分寺での見学風景
因幡国分寺の礎石について説明しているようす
  

イベント等の申込

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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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