昭和57年から35年の長期にわたり、鳥取県において林業試験場の林木育種の研究・事業を主に支援してきた玉木 操 現業職長が、林業科学技術振興賞(研究支援功労賞)を受賞しました。
1.林業科学技術振興賞とは
公益社団法人国土緑化推進機構が、林業・林産に関する試験・研究に対し長期(20年以上)にわたって多大な貢献をした者(研究支援功労者)を、全国から3名選出し表彰するもの。
2.受賞者
林業試験場 現業職長 玉木 操 (57才)
3.受賞者の主な功績
(1)林木育種への貢献
・スギカミキリ抵抗性品種の選抜育種
・マツノザイセンチュウ抵抗性マツ選抜
・採穂園育成管理、採種園改良
・雪に強いスギ「とっとり沖の山」品種登録
(2)試験林の適正な管理・育成
・21世紀の森(26.7ha)
・採種園(16.7ha)
・採穂園(5.6ha)
・原種保存集植林(1.5ha)
・コンテナ苗試験林(0.3ha)
林業試験場では今回の受賞を励みに、長期間を要する育種・育苗関係の試験研究に地道に取り組むと共に、時代のニーズに即応するタイムリーな課題設定を心がけ、これまで以上に林業振興に貢献できる試験研究に取り組んで参ります。
表彰の楯を持って県庁で記念撮影 受賞を喜ぶ玉木現業職長