10月15日(火)、池本主任研究員がこのたび開発したハイブリッド無花粉スギの説明会を開催しました。説明会は県内の苗木生産者や報道関係者など計30名が参加し、池本主任研究員が開発過程や今後の普及計画について説明した後、実際の無花粉スギ苗木を見学しました。苗木生産者の方々からは増殖作業をする際の注意点について等、様々な質問が寄せられました。
当試験場では今後も、生活者の求めるより良い林木品種の開発を行ってまいります。
【ハイブリッド無花粉スギとは】
国民の3~5人に1人とされる花粉症の発生源対策として花粉の出ないスギ「無花粉スギ」を開発。今回開発した無花粉スギは、県外の無花粉遺伝子を保有したスギ品種と県内の優良品種(成長が良い、スギカミキリに強い、雪に強い等)を人工交配して創出した「ハイブリッド無花粉スギ」です。
今後は苗木生産者へ原種を配布し、増殖体制を整え、形質特性調査を行った後、令和6年度に苗木の供給を開始する予定です。
▲無花粉スギについて説明 ▲無花粉スギの花粉の様子
▲開発された無花粉スギの苗木を見学 ▲囲み取材を受ける池本主任研究員