６．念願の白兎神社へ

　3日目は宿泊先の「Y Pub&hostel」さんで朝食のトーストをいただき、お昼に友人と合流して白兎神社に連れて行ってもらいました。実は年明けに御朱印帳を買ってから御朱印を集めるのがマイブームだったので、有名な神話である「因幡の白兎」を祀った白兎神社は砂丘と並んでこの旅で最も楽しみにしていた場所の一つでした。

　どこを見てもうさぎ、うさぎ、うさぎ。

　余談ですが、鳥取県はうさぎを使っていくらでもブランディングができるのではないかと思いました。というのもこのワーケーションを機に鳥取について調べるまで、因幡の白兎の土地だということを知らなかったのです。もっと全面的にうさぎを押し出せば、女性や若年層にもさらに人気が出るのでは…と感じました。それくらい白兎神社はうさぎのインパクトが強くて可愛かったです…

　縁結びの神社ということですが、友人の出産が大変そうだったので安産を絵馬に書いてお願いしてきました。また結び石を買って、全てうさぎの頭に積んできました。

　平日なのもあってか人が少なく、思ったよりもこじんまりとしていましたがそれが逆に良かったです。地元出身の友人は見るところがそんなにないと言っていましたが、神社好き・かつ可愛いもの好きとしてはとても大満足で気に入ってしまった観光スポットでした。また鳥取に来る時はもう一度立ち寄りたいほどです。

　大きな道を挟んで向こう側の海岸周りも少し散歩しました。波が高く風も強かったですが、日本海らしくて良かったです。太平洋とは全然違いますし、玄界灘とも少し趣が違って長い海岸線が新鮮でした。

７．砂丘断念…カフェで取材へ

　この日は14時から日経新聞さんの取材が入っており、砂丘へ向かいました。新聞社の方と合流し、いざ砂丘へ…とはやる心を抑えながら砂丘への階段を登ったところ、風が強すぎて砂嵐で目も開けられない状態…。明日が晴れ予報だったので、撮影取材は明日にしましょうということで急遽口頭での取材に変更になりました。鳥取で様々な事業を展開している友人のルームシェアメイトにも話を伺いたいとのことだったので、富安へ移動します。

　取材はルームシェア宅のすぐ近くにある「Camel 0857」というカフェで行いました。友人のルームメイトがここで店長をされています。
　最初は私の移住先を探す経緯や鳥取の感想を取材してもらいましたが、だんだんと鳥取の地元トーク…結構ディープな話になっていきました。地元民や県外の人から見た鳥取の課題、良いところ、県民性…観光しただけでは絶対に聞けない話を間近で聴くことができ、大変興味深かったです。特に新聞社に長年勤められ全国を転々としてきた記者さん、地元鳥取を拠点に地域おこしを始め様々な事業を展開されているシェアメイトさんのお話は普通に生きていたら知らない世界の話を聴けたようで夢中になって聴いてしまいました。

　カフェのカレーも大変美味しかったです。今のところ、鳥取で食べたご飯はどれも美味しくハズレがない…。
　夕方に取材が終わり、一度宿に戻って休憩。その後は「温泉丸茂旅館」の日帰り温泉に行きました（営業時間外だったのですが、シェアメイトさんが顔を利かせてくれてほぼ貸し切り状態に…）。日乃丸温泉とは全然違う風情で、これぞ温泉旅館という感じでひたすらのんびり温泉を堪能しました。駅徒歩圏内の街中にこんなに色々な温泉があるなんて…それだけで移住を検討するレベルです。鳥取最高…
　温泉を出て宿で夕飯を食べた後、ルームシェア宅にお邪魔してシェアメイトのみなさんと色々お話させてもらいました。地元出身の人も県外から来て住み着いた人もいたのですが、皆それぞれに夢を持って日々仕事を頑張っているようでした。個人事業主の方も多かったのですが、福岡やこれまでの友人関係の中ではそういった方にあまり出会わないため嬉しかったです。夜中まで色々喋り通しました。

ルームシェアのマスコットである猫ちゃん。