立皇嗣の礼をお祝いして ~鳥取県知事謹話~

平井 伸治 鳥取県知事 謹話

 

 皇嗣殿下におかれましては、本日立皇嗣の礼をめでたくおさめられ、誠に慶賀の至りと存じ奉りますとともに、鳥取県民とともに心よりお祝い申し上げます。

 

 皇嗣同妃両殿下おそろいで、令和最初の地方御公務として、昨年5月に開催された第30回全国「みどりの愛護」のつどいご臨席のため、本県へお成り賜りましたことは、鳥取県民にとり無上の喜びでありました。その折には、鳥取県中部地震や西日本豪雨での被災者に心を寄せられるとともに、県立盲学校の生徒などに心温まるお言葉を親しくかけていただきました。

 

 「人々が笑みを湛へて見送りしこふのとり今空に羽ばたく」

 

 丁度その月のみどりの日には、皇嗣殿下が御歌に謳われた豊岡で放たれたコウノトリが、鳥取市内でふ化し新たな命が輝き始めていました。皇嗣殿下の御来県とともに、この国が未来へ羽ばたく時代が開かれ、薫風が鳥取県から各地へと吹きわたることとなりました。

 

 皇嗣殿下のもと、県民一丸となって、新型コロナウィルスなどの困難を乗り越え、ふるさと鳥取県とこの国の発展に力を尽くしてまいります。

 

 皇嗣殿下はじめ秋篠宮家の弥栄と、皇室の御繁栄、わが国と鳥取県の発展を、謹んでお祈り申し上げます。

 

 

令和2年11月8日

鳥取県知事 平井 伸治

  

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