鷲峰山(じゅうぼうさん)と大山(だいせん)の背比(せいくら)べ 全国(ぜんこく)の神様(かみさま)たちが出雲(いずも)での行事(ぎょうじ)が終(お)わった帰(かえ)り道(みち)、鷲峰山(じゅうぼうさん)と大山(だいせん)の神様(かみさま)が互(たが)いに自分(じぶん)の方(ほう)が背(せ)が高(たか)いと言(い)い争(あらそ)いになり、背(せ)を比(くら)べ合(あ)ったそうです。 その結果(けっか)、鷲峰山(じゅうぼうさん)が勝(か)ちましたが、悔(くや)しかった大山(だいせん)の神様(かみさま)は杓子(しゃくし)で頭(あたま)をすくいとりました。追(お)いかけてくる鷲峰山(じゅうぼうさん)の神様(かみさま)に驚(おどろ)き慌(あわ)てて逃(に)げようとした途端(とたん)、杓子(しゃくし)についていた土(つち)が落(お)ち、鳥取市青谷町(とっとりしあおやちょう)の建山になりました。鷲峰山(じゅうぼうさん)の神(かみ)が「土(つち)はもうないのか」と怒鳴(どな)ると、大山(だいせん)の神(かみ)は袖(そで)を振(ふ)って見(み)せました。そのとき、土(つち)がどさっと落(お)ち北栄町(ほくえいちょう)の袖振山になったそうです。
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