大山(だいせん)の背比(せいくら)べ
むかし、韓(かん)の国(くに)の神(かみ)さまが、日本(にっぽん)の国(くに)の山(やま)と背(そむ)くらべをしようと、自信(じしん)たっぷりに、韓(かん)の国(くに)の山(やま)を舟(ふね)に乗(の)せて日本海(にほんかい)を渡(わた)って来(き)たことがあります。
やがて、伯耆(ほうき)大山(だいせん)の雄姿(ゆうし)が見(み)えて来(き)ました。神(かみ)さまはびっくり仰天(ぎょうてん)。とてもこれにはかなわない、と韓(かん)の国(くに)の山(やま)を捨(す)てて帰(かえ)って行(い)きました。
大山(だいせん)の手前(てまえ)にそびえているのがこの山(やま)。韓(かん)の国(くに)の名前(なまえ)にちなみ、高麗(こうれい)山(さん)(孝(こう)霊(れい)山(さん))と呼(よ)ばれています。
韓(かん)の国(くに)は、今(いま)の朝鮮(ちょうせん)半島(はんとう)にあたります。昔(むかし)、「高麗(こうれい)」という王朝(おうちょう)がありました。
とりっ子通信第12号より
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