コロナ禍でますます人気
新型コロナウイルスの影響で観光需要が縮小する中、熱い注目を集めているのが、キャンプを始めとする「アウトドア」。SNSやアニメを通じて人気が高まり、幅広い世代へブームが広がっています。鳥取県は大自然と触れ合えるフィールドの宝庫。恵まれた環境を生かし、アウトドアニーズを積極的に取り込んでいく動きが広がっています。
コロナ禍で人々の行動や価値観は大きく変化し、旅やレジャーでも密を避けて楽しめることが大きな要素となりました。閉塞した日常にストレスを抱える人も多く、開放的な自然の中で心身をリフレッシュしたいと思う人が増えています。
すがすがしい空気に包まれる心地よさは、アウトドアの醍醐味。非日常的な空間でゆったりと過ごす時間、家族や友人と心を通わせる喜び、自分の手で何かを成し遂げる達成感など、楽しみ方は多種多様です。「ソロキャンプ」や「グランピング」といった新しいスタイルも生まれ、その魅力はますます広がっています。
ダム湖から見上げる船上山(琴浦町)。10月下旬から11月は美しい紅葉が楽しめる
恵まれた環境で体感を
これからの観光産業をリードする存在として期待されるアウトドアツーリズム。その重要な視点の一つが「持続可能な社会への貢献」です。
自然の豊かさに触れる体験は、訪れる人に環境と調和した社会の重要性を気付かせ、その地に根付く歴史や文化、人々の暮らしを大切にする心を育んでくれます。こうした価値観の下に広がる経済循環は、地域社会に健全な発展をもたらし、人や企業の多様な交流を呼び込みながら持続的な活力へとつながっていきます。
鳥取県は、海や山の美しい自然に囲まれ、年間通して多様なアウトドアを楽しめる環境が凝縮されたエリア。県も関係事業者と連携し、魅力あふれる体験メニューの開発や積極的な情報発信、周辺観光地・温泉地への周遊促進を進めています。
住み慣れた地域に広がる素晴らしいアウトドアの世界。ぜひ身近なフィールドで、その魅力を体感してください。
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