心地よい風を受けながら、雄大な自然を駆け抜けるサイクリング。鳥取県の魅力が詰まったサイクリングルート「鳥取うみなみロード」の整備がいよいよ始まりました。自転車を通じた地域活性化に期待が高まっています。
鳥取うみなみロードは、境港駅と東浜駅を結ぶ全長152キロメートルのルート。国道9号が中心で走りやすく、日本海の絶景はもちろん、豊富な観光・グルメスポットを楽しめるコースです。近年はスポーツや移動手段だけでなく、観光資源としても大きな注目を集めている自転車。地域の豊かな自然に触れ、その土地ならではの個性や魅力を五感で感じられるサイクリングは、観光振興の新たな柱となる可能性を秘めています。
県では自転車の安全・安心な走行環境を整備するほか、国内外のサイクリストたちをおもてなしの心で呼び込もうと、飲食店などへのバイクラック設置や工具類の貸し出しなどを推進。国の「ナショナルサイクルルート」(サイクルツーリズムの推進を目的として、一定の水準を満たした世界に誇りうるサイクリングルートを国が指定する制度)の指定を目指す鳥取うみなみロードを中心に、関係機関や沿線施設と一体となってサイクリング環境の向上に取り組んでいます。
ウェブサイト「とっとり自転車旅」では各地のルートやイベント、サポート施設など便利な情報を発信中。目的やレベルに合わせて自由に楽しめるのもサイクリングの魅力の一つです。風薫る五月、自転車で地域の魅力を再発見してみませんか。
|