防災・危機管理情報


 このたび、桐林上席研究員の研究論文「応力波法によるヒノキ生立木の長期モニタリング」が、森林バイオマス利用学会誌に受理され、論文サイト「J-STAGE」に掲載されました。
 ヒノキの立木を対象に長期間(1467日間)、樹幹の特定区間の応力波伝播時間(SPT)を計測した結果、春から梅雨にかけて毎年ピークが出現することが確認されました。このことはこの時期にヒノキの樹幹内の水分が増えている可能性を示しており、その波形は林業関係者のいう「木が動く」「木が止まっている」等の時期と一致しました。
 なお、年間の変化はスギより値が小さく、またピークの時期がスギに比べてやや遅くなっていることも確認できました。

 研究論文「応力波法によるヒノキ生立木の長期モニタリング」へのリンク
https://www.jstage.jst.go.jp/article/forestbioutil/17/1/17_1/_article/-char/ja

 同じ期間のスギとヒノキのSPTの変化の平均値と気温の推移の関係

図7

  

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