太陽光発電のメリットと導入方法

太陽光発電設備の設置方法ごとのメリット・デメリットを比較すると、以下のようになります。

自己所有

概要

住宅や建物の所有者が自己資金で太陽光発電設備を購入し、設置する導入方法です。自家消費して余った電気は売電することができます。

メリット

●長期的に見れば最も投資回収効率が良い (サービス料がかからないため)
●処分・交換など自社(または個人)でコント ロール可能
●自家消費しなかった電気は売電できる (売電収入)

デメリット

●初期投資が大きい。
●維持管理・メンテナンスの手間と費用を負う
●資産として計上する必要がある

リース

概要

住宅や建物の所有者が自己資金で太陽光発電設備を借りて使う導入方法です。設備はリース事業者の所有となりますが、自家所有して余った電気は売電することができます。

メリット

●基本的に初期投資ゼロ
●維持管理・メンテナンスの費用が発生しない
●自家消費しなかった電気は売電できる (売電収入)

デメリット

●自由に交換・処分ができない
●長期契約である
●発電がない場合でもリース料を支払う必要がある
●リース資産として管理・計上する必要がある

PPA（Power Purchase Agreement）

概要

発電事業者の費用で屋根に太陽光発電設備を設置する導入手法です。住宅や建物の所有者が使用した分だけ再エネ電力を購入することになります。設備は発電事業者の所有になり、余った電気の売電はできません。

メリット

●基本的に初期投資ゼロ
●維持管理・メンテナンスの費用が発生しない
●使用した分だけの電力購入である
●一般的には資産計上されない

デメリット

●機種など自由に選択できない
●自由に交換 処分ができない
●長期契約である

※リースとPPAの違い

リースは太陽光発電装置を借りて使う導入方法です。 電力需要家（住宅、建築物所有者）は自家消費をして余った電力を売電することも可能です。
PPAは発電事業者の費用で電力需要家の屋根や敷地に太陽光発電装置を設置する導入方法です。電力需要家は使用した分だけ再エネ電力を購入します。

電気代高騰へ対応可能

環境に配慮しながら、電気代の削減が期待できます。

災害時にも活用可能

災害などによる停電時でも、電気を使用することができます。蓄電池を組み合わせることで、夜間でも電気を使用できます。

クリーンエネルギーで環境への配慮

発電の過程で二酸化炭素（CO2）が発生しないため、地球環境の保全に貢献できます。

鳥取スタイルPPAとは

　エネルギーの地産地消（富の地域内循環）を推進するため、県内発電事業者や地域新電力が連携して取り組む初期投資ゼロの導入手法です。

 

• 住宅や建物の所有者が無償で貸し出す屋根や敷地などに、県内の発電事業者が太陽光発電設備を設置します。
• 発電した電力を県内の地域新電力会社（電力小売り）と連携して、住宅や建物の所有者が自家消費します。