今年1月に発生した能登半島地震では、陸路の寸断や港湾の損傷等により多くの地域が孤立。救助部隊や支援物資の輸送がままならない状況が長く続き、救助活動や避難生活の環境改善の遅れに繋がりました。
こうした教訓も踏まえて県は、空・海路からのアプローチ能力強化を推進。自衛隊と連携し、大型輸送ヘリの離着陸可能地やホバークラフトの揚陸に適した場所を共有、さらに適地調査を進める計画です。
輸送能力の高い大型機材の運用には、十分なスペースだけでなく、接続する幹線道路等のネットワークも極めて重要。諸条件を踏まえた適地を事前に把握することで、合理的な拠点の配置や迅速な輸送体制の確立に繋げます。
有事の際、助かる命を確実に救い被災の傷を少しでも軽くするため、一歩一歩備えを進めていきます。
ホバークラフト(LCAC)
出典 海上自衛隊ホームページ
大型輸送ヘリコプター(CH-47J)
出典 陸上自衛隊ホームページ
ホバークラフト揚陸適地29か所
大型ヘリコプター離着陸可能場所5か所
※ほかに中型以下のヘリの離着陸可能場所を185か所把握
その中から大型ヘリでも使用できる場所を追加選定予定
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