防災・危機管理情報


 令和6年9月14日(土)、広島県広島市の「広島工業大学広島校舎」で開催された日本木材学会中国四国支部第35回研究発表会において、木材利用研究室の佐々木主任研究員が「研究発表賞」を受賞しました。
 桟木痕に関する研究内容や発表手法が審査員から高く評価されたもので、この研究成果は、県内外の製材所、建築業者等に役立てられます。

【発表題目】 「桟木の形状が桟木痕の発生に及ぼす影響」 (鳥取林試)佐々木裕介
【概要】木材を乾燥するとき、材料間に桟木を挿入しますが、桟木と材料が触れる部分に桟木痕が付くことがあります。この桟木痕は表面を数ミリ削っても取り除くことができず、その見た目から商品価値の低下やクレームの原因にもなります。
 桟木痕を低減する手法を検討するため、桟木の形状に注目して、加工を施した桟木を使用して試験を行いました。桟木の加工の有無、桟木の材質(ヒノキ、アルミ)、乾燥時の温度、湿度を変えた各種で試験を行いました。
 この試験の結果、「桟木痕の低減には、材料の繊維方向に対して平行に接触するよう溝を加工し、アルミの桟木を用いると効果が高い」ことが分かりました。

    研修会

 

    受賞 >>>「研究発表賞」を受賞

    浅木 >>>加工を施した桟木

 

  

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