9月5日に三重県津市で開催された標記発表会において、当場 森林管理研究室 矢部上席研究員が 優秀賞を受賞しました。(発表テーマ:多雪地帯における食害防止クリップの効果)
この研究発表は、多雪地帯ではシカ侵入防止柵など従来の食害防止資材が破損するため、その代替となるものとして食害防止クリップに着目し、食害防止効果や成長への影響等を解明したものです。
審査委員長からは、「造林木への食害対策は、治山事業に係わらず今後皆伐施業が増えていくと予想されるなかにあってタイムリーな課題選定である。食害防止クリップの効果調査から事業経費まで検討されており、今後、実用化に向けて期待がもてる。」と高く評価していただきました。
この成果は、ニホンジカ被害が生じている多雪地帯での森林造成の成功率を高めるための一助となることが期待されます。
【授賞式の様子】