防災・危機管理情報


 生体検査、解体前検査、解体後検査それぞれの肉眼的検査に加えて、より精密な検査が必要な場合には、材料を試験室に移して詳しい検査を行います。この精密検査もと畜検査の一環です。精密検査の結果、全部廃棄に該当する疾病などであると判定された場合、当該個体はすべて廃棄され、食肉として流通することはありません。
  

細菌検査

細菌検査 

 主に敗血症や豚丹毒など、細菌による伝染病などを疑った場合に実施します。血液や臓器から細菌を検出し、食用に適するかどうかを判断します。


  

理化学検査

理化学検査

 主に尿毒症や黄疸を疑った場合に行います。血液を材料にしてBUNやビリルビンの濃度を測定し、食用に適するかどうかを判断します。
 また、生前投与された動物用医薬品の残留や中毒を疑った場合には、筋肉や臓器を材料として検査を行います。


病理組織検査

病理検査
 主に、白血病(牛では牛伝染性リンパ腫)や腫瘍などを疑った場合の判定を行うために実施しています。該当部位を組織切片にし、各種染色後、顕微鏡で観察して食用に適するかどうかを判断します。


  

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