大山東側の突端
大山隠岐国立公園内にある船上山は、中国山地の最高峰である大山、矢筈ケ山、甲ケ山、勝田ケ山などの山々に連なった山脈の突端にあり、およそ120~130万年前の火山活動で形成されたと考えられている。標高は615mで、頂上は広く平らになっているが、東西及び北の三方は断崖絶壁で天然の城塞となっている。
屏風岩と三つの滝
船上山の東側は屏風岩と呼ばれる絶壁で、高さは約100mあり、幅も約600mある。また、屏風岩や雄滝・雌滝・鱒返しの滝の3つの滝と、ブナ、ミズナラを主とする原生林など、自然環境もすばらしく、まさに歴史と自然が調和する山でもある。