鳥取県西部で愛される郷土料理「いただき」を全国に発信中!
「いただき」は、鳥取県西部・弓浜(ゆみがはま)半島を中心に親しまれている大きな油揚げの中に生のお米・野菜を詰めて、だし汁でじっくり炊き上げた古くから伝わる郷土料理です。
「いただき」の魅力を全国に広めようと米子市で2011年10月に「米子いただきがいな隊」が立ちあがり、販売店の拡大やイベント等への出展を通したPRのほか、料理教室開催など精力的な活動をしています。
もともと郷土料理の「いただき」ですが、核家族化や食生活の変化などの影響で、家庭の食卓ではあまり見かけなくなったそうです。地域の婦人会などが料理教室などを開いて作り方を伝承したり、地元の食品会社が販売したりしていたものの、忘れられつつある郷土料理の1つでした。
この「いただき」を、ご当地グルメとして県内外にPRしようと、米子市内の有志らが「
米子いただきがいな隊」を結成。
米子市内の繁華街の飲食店や、東京に出店している地元の居酒屋チェーンなどに協力を呼びかけ、県内外の店が応じ、提供店が拡大しています。
これに合わせて「いただき」が食べられる地元や東京の飲食店をパンフやのぼりで紹介したり、県内外のイベントに積極的に出展したりするほか、親子料理教室を開いて次世代への継承を図っています。