(1)イベント内容の企画
イベントの内容については、障がいの有無や年齢、国籍、性別に関係なく、誰もが参加しやすいものとなるよう配慮することが必要です。
障がいのある方などの参加が予定されているときは、企画の段階から、障がいのある方や障がいの特性などに理解の深い人の参加を求めるほうが良いでしょう。
また、ボランティアと協力してイベントを開催するときは、ボランティアの中心となる人に企画段階から参加を求めるほうが良いでしょう。
(2)会場の確認
会場が、参加するすべての人にとって利用しやすいかを事前に確認しておきましょう(雨天会場がある場合についても確認を忘れずにしておきましょう。)。表彰などを行う場合には、被表彰者の移動などが円滑に行えるかも確認しましょう。
具体的には、下の「会場のチェックポイント」や「参加者別の配慮確認事例」で確認しましょう。
なお、事前に、障がいのある方などに利用しやすいかをチェックしてもらいましょう。
また、会場が利用しやすいように整備することも重要ですが、スタッフ等の介助や意識によってもすべての人が利用しやすくなります。
(参考)会場のチェックポイント(PDF:16KB)
(3)宿泊の確認
宿泊を伴う場合には、宿泊施設や食事について配慮されているか確認しましょう。例えば、バイキング方式は手の不自由な人にとっては利用しにくいシステムです。また、外国人が多く参加するイベントでは、信条や宗教による食事制限に対応した料理の提供にも配慮が必要です。
(4)参加者の把握
イベントへの参加が予約制の場合、障がいのある方の有無(障がいの内容や程度などを含め)を確認しておき、当日の準備をしましょう。
また、予めパンフレット等に、「設備等準備は整っていますが、手話通訳者等の要望があれば事前に連絡願います。」と明記する方法もあります。
(5)当事者団体からの助言等について
イベントの実施に当たり、当事者団体からの助言をもとに準備を行うことは非常に有用であり、鳥取県視覚障害者福祉協会からはイベント開催に当たっては相談してほしいとの申し出がありましたので、イベントの企画段階から積極的に助言を求めるようにしましょう。
○鳥取県視覚障がい者支援センター
https://www.pref.tottori.lg.jp/292474.htm