鳥取県内各地の旧家に保管されている古文書が、所蔵者の世代交代や核家族化の進展、転居・改築等で近年急速に失われています。
公文書館では地域歴史資料所在調査として、これら貴重な歴史資料を確実に後世に残していくために、市町村や歴史研究者と協力しつつ、所在情報の収集を行っています。まず現地調査を行って資料の所在状況・保管状況を確認し、その成果は市町村とも共有し、災害時における文書救援や資料保存等に活用します。
平成30年6月中旬には、県内某神社にて現地調査(所在調査)を実施し、未紹介史料を多く含む史料群であることを確認し、社務所に保管されていた段ボール1箱分の古文書を借用、公文書館職員等が公文書館において、史料カード作成・写真撮影・目録作成等の詳細調査を行いました。
(写真1)古文書の内容等を史料カードに記入する様子
(写真2)古文書を撮影する様子
公文書館
鳥取の歴史に関する最新の調査・研究成果を紹介する郷土講座「おうちだにアカデミー」(鳥取市歴史博物館主催)にて県史編さん室の職員2名が講演しました。
(写真1)5月26日(土)午後2時~3時 西村芳将「鳥取大火後の防火建築帯について」
資料鳥取大火後の防火建築帯について(pdf形式、3608KB)
(写真2)6月23日(土)午後2時~3時 八幡一寛「近世因幡地域の神社と神職について」
県史編さん室
平成30年7月9日(月)、平成30年度 第1回 民俗部会を開催しました。
会議では、平成29年度事業の実施結果について報告し、平成30年度刊行予定の『新鳥取県史 民俗2 民具編』の編集スケジュール及び内容、編さん事業終了後の取り組みなどについて協議しました。
民俗部会での協議の様子
県史編さん室