2020年6月15日
6月13日(土)、鳥取県立博物館講堂で今年度最初となる鳥取地域史研究会の月例会があり、当館の田中館長が「市町村における公文書管理の現状と課題」と題して講演を行いました(新型コロナウイルス感染予防のためフェイスシールドを付けて講演)。
公文書館の業務や歴史的公文書の評価選別・保存等の流れについて説明した後、市町村や地域における公文書や古文書の保存・管理の現状と課題について報告し、県・市町村・県民等が協力し、県民共有の知的財産である歴史的に重要な公文書等を将来の世代へ引き継ぎましょうという話をしました。
参加者からは「県庁の組織改正で部局が統合・移動する際の公文書の移管はどうなっているのか」「地域の学校関係資料にも目を向けてしっかり保存して欲しい」等の質問・意見が出されました。
講演会の様子
公文書館 2020/06/15
in 公文書担当,講座などのイベント
2020年6月12日
6月12日(金)、高知県から県史編さん担当の職員2名が来館されました。これは来年度から始まる高知県史編さん事業の参考にするため、新鳥取県史編さん事業の取り組み等について聞き取りを行ったもので、平成18年度の新鳥取県史編さん事業の立ち上げに到る経緯や県史編さん室・編さん委員会の体制、調査計画や刊行計画等について説明した後、旧県史編さん室や遺物実測室等を案内しました。
聞き取りの様子
公文書館 2020/06/12
in 県史活用担当
2020年3月4日
令和2年1月14日(火)、令和元年度 第2回 考古部会を開催しました。今回の新鳥取県史編さん事業で最後となる考古部会では、現在作成中の『考古2 古墳時代』の内容について検討するとともに、来年度以降の取り組みについて議論しました。
また、委員の皆様から、平成21年度に原始古代部会から改組して始まった考古部会の総括として、貴重な御意見や御感想などをいただきました。
本務でお忙しい中、長年にわたり携わっていただいた委員の皆様に、改めてお礼申し上げます。
考古部会の様子
公文書館 2020/03/04
in 会議など,県史編さん室
2020年2月14日
令和2年2月11日、公文書館会議室にて令和元年度 第2回 現代部会を開催しました。事務局から、本年度刊行予定の『新鳥取県史資料編 現代2』の編さん状況の報告があったあと、次年度事業について協議しました。特に、県史を活用した学校教育への支援策と、オーラルヒストリーの実施方法、県史ブックレット「鳥取県の鉄道」(仮)について幅広く意見交換しました。
最後に、本年度で県史編さん事業が終了するにあたり、各委員が現代部会の成果と課題を述べました。
小山富見男部会長からは、県史事業は刊行完了をもって一区切りするが永続的なものであってほしい、手記募集・聞き取り・GHQ占領期の鳥取を学ぶ会などの活動を通じて県民参加型で歴史を掘り起こす事業ができたことが成果との発言がありました。
公文書館 2020/02/14
in 会議など,県史編さん室
2019年11月27日
11月27日(水)に6年2組のみなさん20名が総合学習で来館されました。「今日は何の日?」をテーマに、事前に調べたうえで疑問点を挙げて学習に臨みました。
疑問のあった鳥取大火、鳥取空港、鳥取放送局、鳥取大地震、佐治アストロパーク、国民文化祭、遠藤董、二十世紀梨、鳥取砂丘、仁風閣の10項目のうち7項目を解説しました。
熱心にメモを取っている姿がとても印象に残りました。これからも引き続き学習を進めていってほしいものです。担任の六井先生もおつかれさまでした。
(写真1)銅像「遠藤董」の前で学習
(写真2)田中館長のあいさつ
(写真3)鳥取大地震の学習
公文書館 2019/11/27
in 館見学,公文書担当
2019年11月15日
11月10日(日)に、鳥取県立公文書館・鳥取県立図書館バックヤードツアーを実施し、16名の方にご参加いただきました。
公文書館では、伊藤専門員から常設展の解説、地下書庫の案内、保存方法の紹介を行いました。
中には「初めて公文書館に入った」という方も複数おられ、中性紙箱に保存されている貴重な資料などをご覧になり、伊藤専門員の解説を熱心に聞いていただきました。
(写真1)常設展解説の様子
(写真2)地下書庫解説の様子
- まだまだ見たりない、知りたりない感じがしたので、前は入りにくい感じがしていたけれど、利用してみたいと思った。
- 本当に資料を大事にしているのだということとにおいを感じることができて、今回参加して本当によかったと思いました。
- いろんなこぼれ話も聞くことができて良かったです。
公文書館 2019/11/15
in 館見学,公文書担当
2019年10月2日
9月12日(とっとり県民の日)に島根大学法文学部歴史学専修演習の4名の皆さんが来館され、研究テーマである昭和27年4月鳥取大火の救援活動について調査されました。
当日は、鳥取大火と占領期の鳥取に関する概要紹介のほかに、鳥取市の上田勝俊さんに大火時に米軍在日兵站司令部から配給されたレーション(戦闘糧食)の箱と匙(さじ)などを持参していただき、用途などを詳しく紹介していただきました。
(写真1)米軍兵站司令部からの救援物資(レーション:戦闘糧食)と上田勝俊さん
(写真2)上田さんのお姉さんはこの箱の天面を画板代わりに使用していたという。
(写真3)配給時に入っていた缶切りとスプーン
(写真4)上田さんの記憶に基づくレーション内容物のスケッチ
公文書館 2019/10/02
in 県史編さん室,調査
2019年9月19日
令和元年9月17日(火)に山田様ご夫妻が来館されました。曾祖父である山田信道の肖像写真や山田家に伝わる男爵大礼服などを観覧し、「写真も大礼服も貴重な資料だと思います。若い世代が珍しい大礼服を見て、歴史を知るきっかけになってくれれば」と話されました。
(写真1)大礼服を観覧する山田ご夫妻
(写真2)山田信道の紀功碑の説明を受ける山田ご夫妻
公文書館 2019/09/19
in 館見学,公文書担当,展示
2019年9月19日
令和元年9月12日(木)に山瀬様・児嶋様(鳥取ガス株式会社会長)が来館されました。山瀬尋己様は、祖父山瀬幸人に贈った山田信道揮ごうの書などを観覧し、「先祖と山田信道の交流を示す貴重な資料だと思います」と話されました。
幸人の曽孫で、ヴァイオリニストの山瀬理桜様は「人を育てるという重要な責務を担った先祖を誇りに思います」との感想を寄せられました。
山瀬幸人宛山田信道揮ごうの書の前で
(左から山瀬いづみ様・尋己様・理桜様・児嶋祥吾様)
公文書館 2019/09/19
in 館見学,公文書担当,展示
2019年9月3日
鳥取県立公文書館では、県庁政策法務課と共同で、年1回各課の文書管理主任(主に課長補佐)を対象に研修を行っています。9月3日(火)は県庁で東部地区の職員を対象に、公文書関係条例及び関連諸規程に沿った文書事務を一層適切に行ってもらうための注意点について、島谷係長が講義を行いました。
(写真1)公文書館島谷係長の講義
(写真2)東部地区の文書管理主任が参加
公文書館 2019/09/03
in 公文書担当