古代中世部会では、6月21・22日の両日、長谷寺・小鴨神社・定光寺(以上倉吉市)で資料調査を行いました。
このうち、長谷寺の調査では、中世の梵鐘や戦国期に奉納された絵馬群の銘文について原本調査を行いました。
小鴨神社では、寛正2年(1461)の年号銘を持つ扁額(へんがく)について、専門家と一緒に木材の材質や産地、作成時期等について検討しました。
また、定光寺では、南条一族の宝筺印塔に刻まれた銘文の拓本取り等を行いました。その結果、これまで確認できなかった銘文が新たに見つかるなど、多くの成果がありました。
これらの調査の成果は、今年度刊行予定の『新鳥取県史資料編 古代中世2 古記録編』に反映させたいと思います。御協力いただいた皆様にあつく御礼申し上げます。
(写真1)長谷寺本堂
(写真2)定光寺での拓本取りの様子
県史編さん室