平成28年7月26日(火)、南部町の秦博志(はた ひろし)さん(修復工房HATA Studio)を講師にお招きし、資料の修復技術を学びました。
まず、講師の秦さんに、破損した和紙の裏打ちを実演していただきました。
(写真1)講師の秦さんによる裏打ち実演
次に、職員が裏打ちの作業を行います。当館が所蔵する原本を利用しているので、気が抜けません。
(写真2)職員による裏打ち
裏打ちの終わった資料は、柿渋を塗った板に貼り付けて乾燥させます。
(写真3)裏打ちが終わり、板に貼りつけて乾燥している様子
裏打ちのほか、手繕い(破れや穴開きのある部分を和紙で繕う方法)、中性紙保存箱の作り方についても学びました。
今後の仕事に生かせる有意義な実習となりました。講師の秦博志さんには改めてお礼申し上げます。