10月13日午前に、当試験場に1枚のベニズワイガニが持ち込まれました。
一見したところ、大きさからしてベニズワイのオスのようでした。
甲幅:112mm
重量:461g
しかし、カニを裏返してみてみると中央から左側は、腹節(いわゆる、かにのふんどし)がとがっていてオスの形状をしていて、中央から右側では、丸い形をしておりメスの形状をしていました。爪も左側は大きく、右側は小さかったです。
また内臓をみたところ精巣や卵巣といった生殖機能もオスとメスの両方ありました。
爪幅
大きい爪(写真左):20.6mm
小さい爪(写真右):10.6mm
国の研究機関の担当者に話を聞いたところ、通常、天然では起こりえないが、異常個体としてたまにいるとのこと。
これは、現場で調査をしている担当者も見たことがなく、ゲゲゲな状態でした。