防災・危機管理情報


2017年5月31日

2017年5月30日 沖底(網代、賀露)~今シーズン終了~

前年9月1日に解禁した沖合底びき網が、本日の水揚げで今漁期が終了しました。今漁期も大きな事故があり、心を痛ませましたが、今年に入ってからは問題なく操業が行われ、ほっとしました(前漁期、前々漁期は4,5月に沈没事故があったので)

さて、最後の最後になってハタハタが来遊し、各浜ハタハタが大漁でした。ただそのため値崩れしたのは残念ですが・・・。
例年、5月に入ると大型のハタハタが産卵場から山陰沖に来遊してきますが、今年は5月末まで来遊が遅れました。長い距離を移動したばかりということもあり、仲買からの話を聞くと、魚体の大きさの割には脂乗りが良くなくとのことでした。
あと1歳魚もやっとまとまった数が揚がっていました。

【網代】
主な漁獲物は、ハタハタ、アカガレイ、エビ類でした。
陸揚げの様子 水揚状況
1隻は、小型のハタハタを従来の木箱だけでなく、コンテナでの出荷を行っていました。
ハタハタ(規格1番) ハタハタ(規格6番)木箱とコンテナ
アカガレイ ホッコクアカエビ(赤えび、甘えび)
クロザコエビ(もさえび) イバラモエビ(鬼えび)
ボウズイカ(ぴんだこ、みみいか) タナカゲンゲ(ばばちゃん)

【賀露】
こちらもハタハタ、アカガレイ、エビ類が主体でした。そのほかマダラやハツメ(赤はた)等も揚がっていました。
漁期終了ということで漁船内の水槽や船体を高圧洗浄機で洗浄していました。
船体洗浄の様子 水揚状況
ハタハタ(規格2番) 冷凍クロザコエビ(もさえび)
活クロザコエビ(もさえび) 活イバラモエビ(鬼えび)
マダラ ハツメ(赤はた)

【おまけ】
5月25日に賀露地方卸売市場でスルメイカ、ケンサキイカ(白いか)の市場調査をしました。
例年沿岸のスルメイカの主漁期に当たる5月ですが、1隻あたり10~40箱と苦戦中です。また、ケンサキイカは今年は来遊が早かったですが、まだまとまった量が揚がっていないようです。ただサイズは胴長が40センチを超す特大のものが主体でした。また2箱だけでしたが、昨年からブランド化に取り組んでいる「鳥取墨なし白イカ」が揚がっていました。
スルメイカ ケンサキイカ(1立)
鳥取墨なし白イカ キジハタ(あこう、あかみず)

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000