防災・危機管理情報


2018年4月6日

今年度の調査がスタートしました!

4月3日から5日の2泊3日で鳥取県の沖合でスルメイカの漁場形成調査を実施しました。
この調査の目的として本県沖合でのスルメイカの分布密度や大きさなどを調査し、漁場の形成状況について漁業者に情報提供することで操業の効率化(燃油の使用量の削減)を図ることを目的としています。

イカ釣りはイカが光に集まる習性を利用して、集魚灯と呼ばれる輝度の高い灯火を使用して漁を行います。
操業ポイントが陸からどのくらい離れているかにより、漁業調整規則と呼ばれる県ごとの漁業のルールで点灯してもよい集魚灯の数が変わってきます。
本調査は集魚灯18灯での操業区域のため減光しての調査となりました。

集魚灯
先述したルールにより減光していますが、明るさは抜群です。
この集魚灯の明かりが、イカ釣り最盛期には幻想的な景観(漁火)を演出します。
 

イカ釣り機
イカ釣り操業の様子です。
1晩8時間イカ釣り機を回し続け、魚群探知機の反応を見ながら仕掛けの水深を変え、仕掛けの絡まりなどに注意します。


スルメイカ 
採捕したスルメイカです。
実はイカ類の中で最も食されているのがスルメイカだそうです。
ついでに日本の一世帯当たりの魚介類年間消費量の第1位はイカで、輸入品も含めると全世界のイカのおよそ半分を日本人が食べているそうです。
日本人はイカが大好きな民族だったんですね。

今年もたくさんの漁火が沖合で見れる年になればと願っております!

 

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