防災・危機管理情報


2018年5月22日

作物コース実習風景(5月中旬)

1.N君プロジェクト準備
 2年生N君は農薬や化学肥料を一切使わずに米を栽培します。特別栽培農産物の認証も取得します。育苗も農薬を使わずに病気の発生を防ぐため、プール育苗という方法で行っています。また、イネミズゾウムシという害虫の被害を抑えるために田んぼの内側を畦波シートで囲います。シートを支えるために杭を打つ必要がありますが、買うとコストがかかるので、近隣の竹林から竹を切り出し、自分たちで竹杭を作成しました。今後N君は除草方法についての調査をしていく予定です。
 
 
2.密苗栽培の種まき
 最近、注目されている栽培方法のひとつに密苗という方法があります。一般的な栽培方法では、1枚の苗箱に150g程度の種を播くのですが、密苗では倍の300g程度の種を播きます。そして、田植えの時に一枚の苗箱から多くの数の苗を取ることで、一定の面積に必要な苗箱の数を減らすという方法です。この方法で栽培するには、密苗用の播種機と田植機が必要になります。しかし、農業大学校には機械がないため、この方法を推進しているヤンマー株式会社さんに協力していただき実習をしていきます。5月14日に播種機を持ってきていただき種まきを行いました。
 
3.田植
 今週も近隣の農業法人に田んぼを準備していただき、17aと20aの2枚の田植えをしました。1年生2名がそれぞれ1枚ずつを田植え、1枚の田んぼ全てをやり終えると作業の注意点やコツがだいたい身に付きます。2枚目、3枚目でどんどん上達していってください。1年生のうち一人は、週末に実家の田植えがあるそうです。今回の実習の経験を活かして上手に田植えができることを期待しています。
 
4.田植えの準備
 いよいよ来週、22日が農業大学校の田んぼの初田植えです。田植えまでの準備作業もとても重要です。14日に元肥を散布し、15日に耕耘、田んぼに水を入れて、19日に荒代かきをしました。18日に荒代かきの予定でしたが、水加減の調整がうまくいかなかったため、19日は土曜日でしたが、当番の学生などで作業を行いました。21日にもう一度代かきをして、22日が田植えです。
 
 

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