防災・危機管理情報


2018年5月22日

2018年5月9日 沖底(網代、賀露)

更新日が調査日とかなり日が開いています。若干あやふやのところがありますが、御容赦ください。

この日、網代港地方卸売市場には地元船4隻が入港していました。主な漁獲物は、ハタハタ(約1500箱)、アカガレイ(500箱弱)、クロザコエビでした。

このあと行く賀露で久々にソウハチがまとまって漁獲されていたため、ここでは、ハタハタの測定とサンプル入手のみを行いました(この時点では測定数228個体とまだ元気)。
ハタハタ(規格:1番) ハタハタ(規格:3番)
アカガレイは小型サイズの規格でいうところの10番、11番を多くとっている漁船もあり、久々に3、4歳魚が漁獲されています。なお、今年の傾向として、最大規格の1番が少ないように感じています。
アカガレイ(規格11番) アカムツ(のどぐろ)
エビ類は、クロザコエビ(もさえび)が大半ですが、トゲザコエビ(がらもさ)やイバラモエビ(おにえび)も少数ですが、水揚げされていました。
クロザコエビ(もさえび) トゲザコエビ(がらもさ)
イバラモエビ(おにえび) 

所変わって、賀露地方卸売市場には地元船5隻全船が入港していました。
主な漁獲物は、ハタハタ(約2000箱)、ソウハチ(約1300箱)、アカガレイ(約600箱)、ニギス(約200箱)で、そのほかにも小型ながらアカムツや、スルメイカも100箱近く水揚げされていました。

ソウハチ(えてがれい)の水揚げのほとんどは、沖底船2隻が1日で漁獲したもので、非常に状態が良かったです(これまで見た中で1番良い状態)。隣県合わせて他地区でソウハチは揚がっていなかったので、本当によく漁場を見つけたものだと感心しながら、凄腕船頭に漁場を教えてもらいました(通常、ソウハチがいる水深より深場で、走行中に魚探の反応が気になったから網を打ったとの話。さすが)
久々に最大規格の1番から最小規格の14番まで測定でき、こちらも大満足でした(ソウハチの測定445個体が加算され、673個体測定)。
水揚げの状況 ソウハチ(えてがれい)

ソウハチ測定後に、測定した船以外の漁獲物を除くと・・・全長295mmのハタハタがいました(ほぼ尺サイズ)。
これはハタハタも測らねばと、こちらの漁船でハタハタを測定(225個体)を、若干朦朧としつつも、測定し終えると本日の測定尾数が898個体・・・。
この後、境港まで車で移動して水産試験場でも測るのかと思うと、市場調査を趣味と公言している自分でもさすがに気が滅入りました。
※さすがに限界で、水産試験場では150尾測定してた後は、非常勤の皆様にお任せしました

ハタハタ全長295mm ハタハタ(測定した漁船とは異なります)

ちなみに、測定を終えると8時30分過ぎ(セリ開始は8時)。
ハタハタのセリの様子

あと、やっとですが、スルメイカが見られるようになりました。イカ釣漁船でもあまり多くはないですが、水揚げされるようになりました。 
アカムツ(のどぐろ) スルメイカ 

【おまけ】
冷凍施設を持つ漁船では、冷凍ハタハタと冷凍クロザコエビを作っていました。
品質の良さから指名買いもあるとのことです。
冷凍ハタハタ 冷凍クロザコエビ

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